サーバ移転中
現在、サーバ移転作業を行っている。元々のサーバは、高負荷により一度ユーザを削除されたが、ご好意により今は上げてもらっている(ありがとうございます)。一応、負荷が少しでも下がるように、新規登録及び、その他一部スクリプトを動作しないように修正した。
(ちなみに、高負荷はいきなり起こったわけでなく、徐々に上がっていたみたい)
いやー、しょうがないとはいえ、「けものみちを行く」と書いたすぐにこんなことに(笑)。初めてデータを失うのではないかという恐怖を覚えた。なんせ2000年以降の演奏会情報がありますからね…。ここまで日本の演奏会データを持っている人間はいないわけで。サイトやなんかはもちろんだが、データという財産は本当に大事にしないといけないと思う。同時に、この演奏会を登録していただいた皆様に本当に感謝しなければいけない。これは私の財産ではないですね。みんなの財産です。これからはバックアップを取るようにします。cronも使えるし。
とりあえず、移転作業は完了。あとはDNSが行き渡るのを待つばかり。驚いたのは、PHP5になってもまったく不具合が出ないこと。PHPはその点すごいと思う。ありがたやです。これでSymphonyを使えるようにもなったし。パフォーマンスもいい。色々な準備が進んでまいりました。
コンサートホール.jp更新
コンサートホール.jpを更新しました。
http://www.concerthall.jp/
予告どおり、ホール周辺のレストランや飲み屋を検索できるようになりました。コンサートにお出かけの後に、飲みに行く際は是非ご利用ください!
見返り
仕事って見返りがあって成立するものですよね。見返りを受けるのは嬉しいですが、見返りを返すのは大変苦しいものです。だから往々にして仕事は苦しい、稼ぐためにやっているんだという考え方になるのでしょう。
私も含め、多くの人たちは見返りを期待しすぎていると感じています。何かしてあげれば見返りが無くてはならない。そういう感覚が当たり前となっているのではないでしょうか。最近無料サービスをしているWebでは感じることがあります。情報を無料でやるなら見返りをという形で、ユーザ登録をさせたり、メールマガジンの購読を必須にしたり、アンケートに答えさせたり。無料なんだから見返りを与えてもいいとは思いつつも、少しストレスを感じてしまうのが正直なところです。わがままではあるんですけど。
でも、Googleといい、Web2.0的と言われているサービスは利用者に見返りを求めていないので、そういう意味でのストレスは感じません。収入を広告から得ており、広告をクリックするのも利用者がクリックしたいからクリックするわけで、そこに強制はありません。唯一ストレスを感じるのはそのサービスが使いにくかった場合(笑)。
win-winという言葉をよく見かけます。「タダより高いものは無い」のメタファーは人間はwin-winな関係だということだと思いますが、Web2.0の場合、
「広告⇒サービス⇒利用者⇒広告…(永久ループ)」
という円になるので、2者間でのwin-win関係が生まれません。なので、利害関係がより2者間より複雑になり、どこにも媚を売る必要がなく、強制力も無く、サービスの良さが収入や利用者の反響に出る。そして私達のような収入を期待していないサービス者は、見返りという意味ではユーザの満足しか期待していないことになるわけです。完全に「タダより高いものは無い」は崩れています。
何が言いたいのかというと、コンサートスクウェアをやっていて、この辺をすごく感じるようになりました。広告によってお小遣い程度の収入は得ていますが、そこが目的ではなく、できるだけ多くの方の役に立ちたい、クラシック音楽のネットワークを作っていきたい、という目的でやるようになりました。利用者からの収入は無いわけですから、そこに見返りは無い。では利用者に何を求めるかというと、純粋に喜んでもらえるとか、役に立っているとかそれだけ。あ、これも見返りか(笑)。でも強制はしないです。
そこで私の「Web上のサービスについて」今の結論
・利用者に見返りを求めないサービスである必要がある
もっと言うと
・愛があるサービスでなければならない(恥ずかしい〜)
以上。
Yahoo! Internet Guide に掲載
コンサートスクウェアが Yahoo! Internet Guide に掲載されました。
クラシック特集の中です。よろしければご覧ください。
コンサートスクウェアの行末
プロ演奏会情報の更新をしていて、やっぱり手作業って大変だと思う。4ヶ月間も溜めていたのが悪いんだけども、これを毎月定期的にやったとしても、面倒と思うだろうなぁ。
ポータルかプラットフォームか。やっぱりそこにたどり着く。もちろん、プラットフォームを目指しているわけだけど、後発としてはそれだけでは先発に追いつけないし、もっと先も見えてこないような気がしている。なので、プロの演奏会情報を掲載したわけで。でもやっぱり大変。できればその時間を使って開発をしていたいと思ったりもする。
んじゃ、ユーザは何を知りたがってるの?という観点では、もちろん、プロの演奏会情報を知りたい人のほうが多いわけだけども、そういうところを目指しているわけではなくて、クラシック音楽との触れ方で新しい流れを作りたい、と思っている。単純に何かを知りたいから検索するではなく、自然に入ってきてしまうような。
そもそも、一人の管理者で、コンテンツが維持できるわけがない。みんなで情報を持ち寄るから面白いものが出来上がるし、新しい社会みたいなモノが出来上がる。それを作ることが出来たときに、私が思い描いている新しい「流れ」が出来上がるんだろうと思う。情報の流れと言えるかもしれない。
目指す方向を再確認。まだまだ何も出来ていないけど…。やっと時間を作れるのでこれからが勝負。今のサイトを更新していきながら、新しいデザインを模索します。多分、デザイン(情報デザインも含め)がしっかりしたときに、初めて勝負が出来るサイトになると思う。これが情報の流れを作る第一歩。今は全然ダメ。正月は色々できるかな?